私の素敵な漂流記。看護師の経験を活かして新しいことにチャレンジ!
今のベースは幼少期
関西で生まれて以来、子供の頃は父の仕事の関係で5~6 年の周期で引っ越しを繰り返してきました。
幼稚園の頃に一度北海道に住んだこともありますが、それ以外はずっと西日本をグルグルしていた感じです。笑
中国地方の小学校を卒業して四国地方の中学校を卒業、そこで第一志望の高校に入学したものの、一年が経った頃に中国地方に転勤が決定して編入・・・。
四国の高校は一番行きたかった高校でしたし、その頃になると「単身赴任でもいいのでは?」という考えが頭をよぎったりもしたのですが、当時我が家には家族が離れ離れに暮らすという発想はなく・・・。家族で一緒に引っ越し、高校も編入することになりました。苦笑
私は小さい頃から、大きくなったら沢山の人が出入りするような大きな病院かホテルで働きたいと漠然と思っていたのですが、高校に編入して進路を考え始める頃には既に英語が苦手だったので、早々にホテルは諦めて、比較的得意な数学や生物、化学が活かせる理系の医療コースに進んだところ、クラスメイトの半分以上が看護師を目指すと聞いて私も看護師の道を思い描くようになりました。
燃え尽きた看護師時代
高校卒業後、親元を離れ関西の看護学校に入学しました。授業は大変で実習では先輩看護師(特に主任)がすごく怖かったですが、寮での暮らしはとても楽しかったと記憶しています。
卒業後は付属の病院に入職し、特別精神科病棟に配属されました。
ここは通常の精神科とも違い、認知症などの精神疾患を持った患者さんの手術を行うような病棟だったのですが、病床が7 床しかなかったこともあり、看護師の初年度としては技術を得にくい環境だと感じました。採血も1 年間で4回しかしませんでした。苦笑 同期と話すとみんな忙しそうで、自分の置かれた環境の中で学ぶべきことがあることは理解しつつも当時はとても不安になりました。
1 年後、希望を出して心臓外科・心臓小児科・ダウン症の患者さんも預かる混合病棟に異動しました。
そこは、異動前からとても忙しく医師や先輩看護師の方々も容赦なく厳しいということは耳にしていたのですが、それでも異動することを優先しました。
その病棟にはその後6年ほどいましたが、本当に毎日忙しくて。多い時には一日に40 人の採血をしたころもありました。(以前いた精神科病棟の10 年分ですね。笑)4年目には学生指導、5 年目からは新人指導も担当しました。
その頃には忙しいながらも少しは周りが見えるようになっていて、主任の仕事を見ていてもあまり魅力を感じられなかったのと、6 年目、私が受け持った新卒8人中7人が辞めたとき、私の中で何かが切れました。
ステップを踏む
気がつくと、仕事を辞めて親元に引っ越していました。(その頃も両親の定期的な転勤は続いていて、引っ越した先は親元でありながら四国地方の知らない街、知らない家でした・・・笑)
それから心と身体を労わってダラダラと・・・、働くにしても同じような環境では持たないだろうなぁと、しばらくは考えても何も思いつきませんでしたね。
8ヶ月ぐらい経ったころ、仕事を探そうと思って看護師資格が使える仕事をWEB で検索する中でCRCの仕事を見つけました。看護師経験も活かしつつ患者さんにも寄り添えるということで、キャリアアップにつながるようなイメージを持てたので思い切ってキャリアチェンジすることにしました。それが今の会社です。
“流される”を極める
関西での採用だったので改めて関西に引っ越しをしてCRC として働き始めたのですが、入社後しばらくは入れるプロジェクトがなかったので、直談判して先輩たちの仕事について回っていました。看護師だった頃は、病院は狭い世界だと感じていたので、CRC になったことでようやく一般社会に出られたような気持ちになりました。周りにはイメージと違うと言って辞めていく人もいましたが、私はCRC の仕事が多岐にわたることは認識していて過度に先入観も持っていなかったので、比較的何でも受け入れることができましたね。
そこからは、2~3 年ごとに西日本の各都市へと転勤することになるのですが、子供の頃から転勤が多かったことが活かされているようで、特に違和感を覚えることもなくどの場所に異動しても順応してそこで得られる新たな経験を楽しめていると思います。
会社が、経験や実績を積むごとにキャリアポジションを上げてくれているというのもプラスに働いているのかもしれません。もしかすると実は流されているだけかもしれませんけど・・・笑
今は、いろんなことにチャレンジさせていただける環境なので、今後もしばらくは新しいことにチャレンジしてキャリアアップを続けたいと思います!
CRC(治験コーディネーター)の仕事とは?
CRCとは、Clinical Research Coordinatorの略称で、「治験コーディネーター」と呼ばれています。医療機関の中で治験責任医師の指導・監督のもと、専門的立場から治験責任(分担)医師の業務に協力する仕事です。被験者と直接接触し、治験内容の説明や不安、心的負担を軽減するための相談相手としてケアやサポートも行います。