強みをいかそう!資格と英語を活かしてキャリアップできた

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S.Sさん
30代・女性 | 独身| 看護師 → PV(安全性情報担当)

看護師への憧れ

私は関東出身で、父が特別支援学校の教師、母が障害者施設勤務という家庭環境で育ちました。
看護師を目指したのは大学進学のタイミングでした。実は子供の頃から母の影響で看護師の方と触れ合う機会も多かったので、高校進学の時も普通科か看護科で悩んだのですが、当時はまだ気持ちが固められず普通科に進学しました。普通科に進学後も医療福祉の業界への興味は無くならなかったので、その後の進路を考える際は、看護師や理学療法士、保健の先生等、医療福祉関係の資格の取れる進学先を重点的に探していました。決め手となったのは大学見学です。大学の看護教員の方々を見て、「芯があってかっこいい」と憧れて、また、看護師として手に職をつければどこに行っても生きていけるイメージもあったので、家族とも話し合って関東の大学の看護科に進学することを決めました。(実家から通っていたので、片道2 時間を4 年間、今考えると信じられないぐらいですね。笑)
大学生活は新しいことや様々な考え方の人に会うことができとても楽しかったです。
大学の実習で脳外科を経験したこともあり、就職では付属病院にはいかずに総合病院に入職し、希望を出して脳外科に配属されました。配属後、学生時代の環境と大きなギャップは無かったものの、初めての注射の際は手が震えて記憶が飛ぶくらい緊張しました。苦笑
脳外科には脳梗塞など重篤な状態で入ってこられる方が多かったのですが、早期治療によりそこから回復される方も多くて、改善の過程に一緒に携われたことはとても嬉しくて今でも記憶に残っています。

新しいステージへの挑戦

脳外科で3 年ほど経験を積んだ後、改めて英語を学び直したいと思い、退職して留学することにしました。英語は元々小学生のころから興味があって勉強もしていたのですが、大学時代の教授が国際看護に携わっていた方で、その人や活動に憧れていたので、影響を受けて積極的に勉強していました。病棟のフロアで英語を話せる人が数人しかいなかったこともあり、外国の方との英語でのやり取りを担当する機会も多かったのですが、満足いくコミュニケーションをとることができず、英語力不足を痛感したことが留学の決め手です。
行先は、大学の先輩のお勧めでもあり、羊しかいないような静かな場所のイメージがあったニュージーランドに決めました。どこか疲れていたんですかね。笑
留学は、一年間ワーキングホリデーをした後、さらに追加で一年ほど語学留学をしました。当時はそのまま現地で看護師として活動する道も考えましたが、IELTSのスコアが足りず・・・。苦笑 区切りをつけて帰国することにしました。

強みを活かしたキャリアチェンジ

帰国後は、人材会社を活用して転職活動を行いました。その際、看護師に固執するのではなく、看護師の資格や唯一飽きずに勉強を続けられた英語を活かせるような仕事を探したところPVという職種を知りました。それが今の会社です。
PVの仕事をしてみて一番驚いたことは、より自分のペースで仕事ができるということ。看護師として活動していたころは、受け持ち患者さんのスケジュールに合わせて1 日の予定を組み、患者さんや同僚とコミュニケーションを重視する働き方だったので、優先順位を考えつつ一人で黙々と仕事を進められることにとてもびっくりしました。仕事を覚えてからは、コミュニケーションはほとんどチャットで完結してしまうぐらいです。あと困ったことといえばPC の使い方やビジネスマナーで、看護師の頃は全く活用してこなかったので入社後に一から学びました。苦笑
入社後、翻訳業務も任せていただけるようになったので、一日のうちの3 割から4 割程度は英語に触れながら仕事をしています。新しいチームに異動したばかりなので、担当する翻訳は2~3行程度の短い症例が多いですが、先々は文献などの⾧文翻訳含め、担当できる仕事の幅を広げていきたいと考えています。また同じチームの翻訳者の皆さんと自分の翻訳を比べて不足している部分や表現方法の違いを学んだり、在日外国人の支援活動に興味もありコミュニケーションという観点でも英語を活用できるようなれたらいいなと思っているので、現在は週に3 回ほど英会話とリーディングの勉強もしています。今後も看護師経験と英語力を活かして頑張りたいです。笑

強みをいかそう!資格と英語を活かしてキャリアップできた

PV(安全性情報管理)の仕事とは?

PVとは、Pharmacovigilanceの略称で、薬を使用した患者に生じた好ましくない出来事の全てをMRや開発の担当者と連携して収集し、記録・評価する仕事です。活動は、薬の開発中にはじまり発売後も継続的に行われます。WHO(世界保健機構)では、「医薬品の有害な作用または医薬品に関連するその他の問題の検出・評価・理解・予防に関する科学と活動」と定義されています。

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