ステージに合わせてキャリアをチェンジ!更なるチャレンジへ
医療・看護の道へ
私は東北エリア出身で、小さな頃から医療業界に興味があったので、将来的には薬剤師や臨床検査技師などの道をイメージしていたのですが、幾つかの理由で断念し看護の道に進むことにしました。実家から出たかったということもあり、寮のある公立の専門学校に進学しました。兼ねてから学びたかった分野だったということもあって、学校生活はとても充実した日々でした。ただ、看護の専門学校は授業と実習がぎっしりありましたので、スケジュールは非常にハードだったことを覚えています。また、アルバイトもしていましたが、僻地に住んでいたので近所には何もなくて、、、苦笑。寮には門限もあったので平日は諦めて土日だけアルバイトをしていました。専門学校卒業後は、大学に編入し寮を出て一人暮らしを始めました。大学での2年間は、専門的なことよりも新たに興味を持っていた一般教養を中心に単位を取得しました。
転職してみてー
卒業後は、そのまま付属病院に入職し、希望したICUへ配属となりました。ICUを希望したのは、疾患に縛られることなく幅広く経験を積みたかったからです。また、実習時代にICUは職場の雰囲気が良いと聞いていたのも理由の一つでした。働き始めて2年経った頃、当時お付き合いをしていた方と結婚し、夫の異動のタイミングで関東に引っ越すことになりました。新卒の職場は雰囲気が良くとてもいい環境だったので引っ越しが無かったら長く続けていたかなぁと思います。引っ越し後、初めての転職は、関東の総合病院で以前と同じICUに入りました。しかし、職場の雰囲気が以前の病院と大きく異なり、郷に従えといった雰囲気が強くプレッシャーを感じてしまい、3ヶ月で退職してしまいました。県民性の違い?もあったのかもしれません。笑 退職後、自身が夜勤など不規則な生活が身体に合わないと感じていたことや、ICUでの急変対応が日常茶飯事といった現場の厳しさに疲弊しきっていたことなどから今後も臨床現場の看護師として働くかを考えるようになりました。夫から企業で働くことの魅力を教えてもらっている内に、一度企業に転職してみて、ダメだったら臨床現場に戻ろうと考えるようになりました。
新しいキャリアへの挑戦
転職の際に検討したのは、CRA(臨床開発モニター)とCRC(治験コーディネーター)の二つです。何となく、ロジカルに考えることが好きなことや臨床現場を離れたいという気持ちもあったので、CRAにチャレンジすることにしました。複数の企業を受けましたが、今の会社に決めた理由は、初めての企業勤務になるので、それなりに規模のある会社の方が良かったことと教育環境が整っていることが決め手となりました。入社してからも大きなギャップはなく、1ヶ月間の導入研修では、治験だけではなく、製薬業界とは・・・CROとは・・・など、本当に一から教えていただいて、また先輩チューターが1対1でついていただいた上で業務を行っていくので非常に安心して進めることができました。
更なるチャレンジへ
今配属されているプロジェクトでは、治験調整事務局の業務を担当しています。具体的には、これから始まる治験の立ち上げのために、IRB(倫理審査委員会)の申請資料を整えたり、海外のクライアントとコミュニケーションしたりと多岐にわたって対応を行っています。現在の業務がひと段落したら、いずれはCRAとして企業治験も担当したいと思っています。ただそれまでには、英語力やビジネスコミュニケーションなど、幾つも課題があるので、一つ一つクリアしながら様々なプロジェクトに挑戦していきたいです。
CRA(臨床開発モニター)の仕事とは?
CRAとは、Clinical Research Associateの略称で、「臨床開発モニター」や「モニター」とも呼ばれています。
主には、治験(医薬品の臨床開発)が医療機関において治験実施計画書に基づいて正しく行われているかをチェック(モニタリング)する仕事です。有効性と安全性を確かめた上で医薬品を上市するため、医療機関と企業との架け橋となって業務を推進することが求められます。